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Marlene Dumas『Broken White』、『スキン+ボーンズ-1980年代以降の建築とファッション』を観る [アート]

Marlene Dumasの日本での初個展『Broken White』を会期最終日7月1日に都現代美術館にて鑑賞しました。閉館一時間ちょい前くらいに滑り込んだのですが結構人が来ていました。Dumasは1953年南アフリカ生まれでアムステルダム在住の女性アーティスト。恋人や娘や友人等の身近な人々からマス・メディアのイメージ迄を題材に主に人物をキャンバスや紙に水墨画の様なほとんどモノクロの様な筆致で描いています。その作品数は厖大!印象に残ったのは様々な写真家の写真を元に描いたシリーズ。特にアントン・コルビンと言うU2やストーンズ等のポートレイトで有名な写真家の『ストリッパー』シリーズは絵の方がよりエロティックな感じ。このシリーズ作品数があんまり無くてちょっとがっかり。因みにDumas自身のポートレイトをアントン・コルビンが撮った物もありましたが、ふてぶてしい眼差し&迫力の立ち姿が何だかロックンローラーの様。アラーキーとのコラボレーションである『Broken White』シリーズは恍惚とした女性の表情が、絵になると何だか死体めいて不思議な感じ。Dumasの絵は何となく筆致が水墨画ぽく日本画を思い起こさせるけど、やはり西洋人らしいねばりも有る様な。そして彼女が描く人一人一人が地位や年齢とか人種を超えてその人自身の魂を描いている様な感じがありました。影響を受けた画家として浮世絵画家で『血まみれ芳年』とも呼ばれる残虐なシーンを描く事で有名な月岡芳年を上げていたのがへぇ〜と思いつつ納得。坂本龍一が音楽を担当した映像作品もあり。


『スキン+ボーンズ-1980年代以降の建築とファッション』は国立新美術館で開催中、先週末『Tokyo Illustration 2007』を観に来てくれた友人と共に観ました。建築とファッションを両方関連づけて観せると言う意図は新鮮でした(たまに良く関連が見えない所もあったけど)。家具とそのカヴァーがそのまま服になるフセイン・チャラヤンの《アフターワーズ》コレクション一番面白かったです。しかしあの木のテーブルのスカート重そう〜。坂茂の壁が無く全部大きいカーテンで覆われている《カーテンウォールの家》も面白かったです。(台風や大雨の時大変そう!?)伊東豊雄の柱が全く無くガラスの外壁が湾曲する有機的な壁で支えられている台中のオペラハウスも凄い発想だな〜と思いました。バーバパパの家みたい!(イメージです)銀座のミキモトのビルもちょっとそのイメージありますね。ヘルツォーク&ド・ムーロンの表参道のプラダのビルも面白い。ファッションではとにかくコム デ ギャルソンがいっぱい。やはり過激な服作りなのでしょうね。マルタン・マルジェラのやたらでっかいサイズの服とか普通に可愛い。ヨーリー・テンとかラルフ・ルッチは初めて知りましたが面白いデザイナーですねぇ。ファッションや建築の方々はアーティトに負けず劣らず過激な発想をするのだな〜と感じ入った展覧会でした。しかしにゅうさんも書いておられましたが、黒川さんの建築は足下に空調があって結構寒かったです。地下のギフトショップにてBankARTのスタジオプログラムに入ってらした野老朝雄さんのTOKOLO柄と言うどこから繋いでも柄が繋がるマグネットパズルが販売されてました。写真は美術館地下にあった椅子。


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コメント 6

ミカエラ

kurohaniさん、こんにちは(^^)
わ~、素敵な展覧会に行かれましたね。
マレーネ・デュマスさんのインタビューを観たことがありますが、
気さくな感じで素敵な女性でした。
確か、実際にモデルを立たせて描くのではなくて、
写真を観て描くのでしたよね。
ところで、マリメッコに続いて、TOKOLO柄!初めて知りました~。
日本の唐草模様のようでもありますし、
キース・ヘリングのアートみたいでもあるなと思いました。
>>写真は美術館地下にあった椅子。
↑これは、アルネ・ヤコブセンのデザインに似てますね^^
http://www.rigna.com/detail.366.html
by ミカエラ (2007-07-12 17:03) 

kurohani

ミカエラさん
コメント&nice!ありがとうございます♪全部の作品が写真から描かれているとは知りませんでした。気さくな方なのですね。

>キース・ヘリングのアートみたいでもあるな
私もそう思いました!

椅子の名前に明るく無いのですがヤコブセンの椅子なのですね。情報ありがとうございます♪

かよりんさん
nice!ありがとうございました♪
by kurohani (2007-07-14 14:26) 

にゅう

遅ればせながらTBさせていただきました。
カーテンウォールの家は晴れの日以外は大変そうだなあ、と他人事のように思いました。
by にゅう (2007-07-17 23:07) 

kurohani

にゅうさん
TBありがとうございました♪カーテンウォールの家、構想だけなのかと思ったら本当に実在するのは驚きです!この週末の様な天気だとビショビショになりそうですね。
by kurohani (2007-07-18 14:27) 

katsura

デュマス展では、「作家の死」という静謐な空気の流れる絵がよかったです。
by katsura (2007-07-22 23:54) 

kurohani

katsuraさん
katsuraさんも観に行かれていましたよね。「作家の死」やはり写真を観て描いたのかが気になります。デュマスの絵はどれも「死」が色濃い印象でした。nice!ありがとうございました♪
by kurohani (2007-07-23 23:37) 

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